2010/3/17

イノセントボイス  映画

なにげなくテレビをつけて、拾い物だなってこと、たまにあります。

週末にソファに座って一息ついたとき、BSでメキシコ映画をやっていました。
イノセントボイス」、という映画。
思わず見入ってしまいましたよ。見ておいてよかった。

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まもなく12歳になり、徴兵される運命の少年チャバの日常を通して、内戦で荒れるエルサルバドルの姿、子供たちが戦場に送られるという悲惨な現実を描いています。

実際にアメリカに亡命した主人公の実体験だそうで、戦争状態のなかで子供らしく遊び、恋をし、家族の愛に育まれながら、同じ民族、家族が銃弾で引き裂かれていく悲劇と隣合わせの生活を送らなくてはならない現実。
そしてチャバが怒りをこめて銃口を握るときのシーンには涙を抑えられず。。。

こうしたことがバブルに浮かれていた日本と同時進行で中米で起こっていたことや、当時のレーガン政権がエルサルバドル軍を支援していた、という事実を果たしてどのくらいの日本人が知っていたでしょう。

ちょうどこの映画の舞台となった80年代に発表されたのが、以前にも紹介したことのあるRuben BladesのBuscando Americaです。(名盤!)

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このアルバムはこうした中南米がおかれた現状をベースにした歌に溢れています。
実際に迫害にあって殺害された牧師のこと、彼を慕っていた少年はもしかしたらこの映画の主人公のことかもしれません。
聴いたことのない方はぜひぜひ御一聴を↓



こちらのサイトに訳が↓
http://d.hatena.ne.jp/Genichi_Yamaguchi/20091030/1256933483

今もなお中南米やアフリカなど非植民地だった地域には貧困や内戦など、人々を苦しめ続けている現実は続いていますね。
この映画にでてくる少年たちのように、今も世界中で兵士として徴収される子供たちが数多くいるということ。
知っておかねばいけませんし、なにか行動を起こすことも大事。

このレコードと並行して当時読んでいたのが、ラスカサスの「インディアス破壊を弾劾する簡略なる陳述」という単行本。今は新書版になって入手可能です。



実に重苦しい本です。
読むに耐えないことが沢山書かれています。目を覆いたくなります。
食前には読まないほうがいいです。

こちらのブログが参考になるかもしれません。
http://library666.seesaa.net/article/108242002.html

でもこうした勇気ある告発が、あの植民地時代のなかで、旧宗国側の一牧師からあったということも知っていて損はないでしょう。
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2010/3/20  15:11

 

ロシアには現在さまざまな問題が噴出しているという。徴兵制度に関しても、これがまた維持困難な状況。徴兵を免れようとする若者も少ないないようで、その徴兵システムの改善が急務らしい。ただ根本的には徴兵以前の問題、すなわち人口減少や出生率の著しい低下など。平均寿 



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