アルツハイマー病 高学歴ほど進行速く
高学歴の人ほど、アルツハイマー病による記憶能力低下は遅い時期に始まるが、いったん低下が始まると、病状の進行度は学歴の低い人に比べ速いことが、米アルバート・アインシュタイン大の研究で明らかになった。
23日付の米医学誌ニューロロジーで発表した。研究チームは「高学歴の人は“認知力の蓄え”があるために、ある一定レベルまで病状が進むまで症状が見えないのでは」と指摘している。
研究チームは、1980年代からニューヨーク市の高齢者488人に対し、記憶力のテストを定期的に実施。結果的にアルツハイマー病などの認知症と診断された117人について詳しく検討した。
その結果、教育を受けた期間が1年長いと、記憶能力の低下が始まる時期が約2か月半遅れたが、いったん記憶障害が始まると、記憶低下の速度が教育期間1年あたり4%速まっていた。研究チームは「今回の結果は、患者の症状が速く進むかゆっくり進むかを、アドバイスするのに重要になる」としている。
(2007年10月24日 読売新聞)
高学歴だと、アルツハイマー型認知症の初期症状を、その学歴のためにわかりにくいということなんでしょうか。
高学歴の人は、ある程度進行してしまってから、なんかおかしいと周りが気がついて専門医を受診してみると、初めてわかるということだと、この論文から想像します。
該当の論文は、Neurology誌の "Education delays accelerated decline on a memory test in persons who develop dementia"
いまのところ抄録はここで見られます
http://www.neurology.org/cgi/content/abstract/69/17/1657