「がん」と「癌」・・・一見すると同じ言葉のような気がしますが、実は使い方が違います。
「がん」という言葉
これは初めに断っておかなければいけないことだったのかもしれないが、「がん」と「癌」はその意味するところが微妙に異なる。本稿でもそれを意識して使い分けてきた。「がん」は英語のcancerに相当し、「癌(癌腫)」はcarcinomaに相当する。「がん」は「癌腫」・「肉腫(sarcoma)」や白血病・リンパ腫などの血液系の病気も含む悪性疾患一般の総称として用いられることが多い。対して「癌(癌腫)」は、肺癌・胃癌・大腸癌・乳癌など上皮性の悪性腫瘍のみに限定して用いられ、肉腫や白血病・悪性リンパ腫は含まれない。
従って悪性腫瘍に罹った人の総称としては、「がん患者」がふさわしいのである。
東大のがん治療医が癌になって 加藤大基・中川恵一 著
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悪性腫瘍はがんとも呼ばれるが、悪性腫瘍とがんを同じ意味で使う事には異論もある。なぜなら腫瘍という言葉は塊(固形がん)を表しているが、白血病などの一部のがんは塊を作らない場合があるからである。またがんは悪性新生物とも呼ばれる。これはもともとmalignant neoplasmの訳語として作られた言葉で、malignant「悪性の」、neo「新しく」、plasm「形成されたもの」を意味する。したがって時々見かける「悪性の新しい生物」という解釈は厳密には誤りである。(平仮名の)がんには(漢字の)癌(=癌腫)、肉腫、白血病および悪性リンパ腫等が含まれる。一方、漢字の癌は癌腫と同じ意味であり、肉腫や白血病等は含まれない。
●Wikipedia:悪性腫瘍 言葉の定義
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%8C#.E8.A8.80.E8.91.89.E3.81.AE.E5.AE.9A.E7.BE.A9
「がん」という表記はいろんなものを含んだ総称だということです。
ですから、「国立がんセンター」であって「国立癌センター」ではないのですね。
いままで私は、「癌」と書くといかにも症状が悪そうなイメージがあって、「がん」と書くとそれが和らぐので、みんなそうやって書いているのだと勝手に認識していました。
非常に誤った認識でした・・・お恥ずかしい限りです。
医療関係者としては、間違っても「ガン」とカタカナ表記してはいけません。
「ガン」と書くと、いかにも怪しげな雑誌みたいになってしまいます。
ただ、「胃癌」も「胃がん」と表記することがあるのは何故?と疑問に思う今日この頃・・・
一般的に「癌」という表記が「がん」にかわりつつあるのでしょうか??
たぶん読みやすいという理由で。
個人的にも薬剤管理指導記録には、「胃がん」「大腸がん」などと書いています。
どなたかこの件に詳しい方、ご教示下さい。