新人看護師の看護技術低下が深刻化している。日本看護協会の調査では、人工呼吸、心臓マッサージ、止血など救急救命術や注射などを「1人でできる卒業生が20%未満」という看護学校が半分を超えた。
新人看護師による医療事故も少なくない。事態を重く見た厚生労働省の検討会は来週、病院実習を大幅に増やすなど、看護教育カリキュラムの10年ぶりの見直しを議論する。
「点滴を付けた患者の寝間着やシーツを1人で替えられない」「患者の搬送時、ストレッチャーを真っすぐ押せない」。毎年4月になると、東大付属病院の榮木実枝看護部長のもとに新人看護師を巡るトラブル報告が相次ぐ。「ここ5、6年、シーツ交換など『これだけはできてほしい』ということができない人が増えた」と言う。
厚労省の検討会で昨年3月、経験1年未満の看護師が起こした事故が紹介された。注射液を薄めないで患者に注入して死亡させたり、胃に入れるべき栄養剤の管を気管に入れ窒息死させたりと深刻だ。
日本看護協会は昨年11〜12月、3年課程の看護学校692校を対象(有効回答366校)に卒業時の看護力の調査を行った。
基礎的な看護技術80項目のうち、人工呼吸、心臓マッサージ、止血、注射など16項目について、「1人でできる学生が20%未満」と答えた学校が過半数に達した。
技術力低下の原因となっているのは、病院実習内容の不十分さだ。
病院での実習は、3年課程の場合、1035時間以上の履修が義務付けられているが、「病院が事故を恐れ、患者を対象とした実習をなかなかさせてくれない」(山口美代子・横浜市病院協会看護専門学校副学校長)という実態がある。また病院実習の際に付き添って指導する専門教員について、68・6%の看護学校が確保に問題を抱えるとしている。
結構この問題は深刻なのかもしれません。
毎年4月になると新人看護師さんが入ってきて、先輩看護師さんに教えてもらっているという光景を見ます。
新人看護師さん同士で採血の練習をするなどという話をききます。
看護師さんの数で病院の収入が変わってしまう現在の診療報酬体系のなかでは、とりあえず「質より量」という面はあるんじゃないかと思います。
数の話で言えば、我々薬剤師は・・・というと、現在は需要の方が供給より大きいと思われますが、薬科大学の乱立により近い将来過剰になってしまうことが危惧されるところです。
そんなに薬剤師をいっぱいつくってどうするんだろう・・・
薬剤師の需要は、保険調剤薬局を中心にあると推測されますけど、病院が発行する院外処方せんもいつまでも出続けるのだろうか?との疑問もあります。
院外処方せんがでなくなれば、調剤薬局に薬剤師はそんなには要らなくなります。