厚生労働省のサイトより、タミフル服用による異常行動に関する部分を引用します。
●厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報 新型インフルエンザに関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html
IV-6 タミフルを服用した後の異常行動等による小児の死亡例が報道されていますが、厚生労働省としては、タミフルの安全性についてどのように考えているのですか。
Answer タミフルを服用した16歳以下の異常行動によるものを含む小児16例(治験時1例を含む。平成18年10月31日現在。)の死亡が報告されています。
小児の死亡事例とタミフルとの関係については、平成17年11月18日に米国食品医薬品局(FDA)が評価を依頼した小児諮問委員会においても、「現時点で得られている事実からは、因果関係を示す証拠はないと考えられる」と評価されています。
また、日本小児科学会も、「現時点でタミフルとこれらの死亡についての因果関係が明らかなものはなかった。」との見解を平成17年11月30日に公表しています。
厚生労働省としては、平成18年1月27日に薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会を開催し、また、その後も、専門家の意見を随時聞いたところ、タミフルと死亡との関係については否定的であることなどから、現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えていません。
医師の指示に従って適切に服用するとともに、副作用の症状があらわれたときは、医師、薬剤師に相談して下さい。
なお、平成17年度厚生労働科学研究「インフルエンザに伴う随伴症状の発現状況に関する調査研究(PDF:1346KB)」の報告書※によると、約2,800名の小児等を対象に、異常言動の発現について、タミフル未使用群とタミフル使用群を比較したところ、統計学的に有意な差は見られなかったと報告されています。
※ 医薬品・医療機器等安全性情報No.229
(http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/10/h1026-1.html) の参考資料を御参照下さい。
●医薬品・医療機器等安全性情報 No.229(平成18年(2006年)10月 厚生労働省医薬食品局)
(参考資料)
インフルエンザに伴う随伴症状の発現状況に関する調査研究について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/10/h1026-1.html#sankou
●平成17年度厚生労働科学研究「インフルエンザに伴う随伴症状の発現状況に関する調査研究
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/dl/tp1020-2.pdf
平成17年度厚生労働科学研究によると、約2,500例(タミフル使用率91.8%)のインフルエンザ症例について、医師側からと患者・家族側の双方から調査ができ、タミフルと異常言動との関連性はタミフルを未使用での発現頻度は10.6%であったのに対し、タミフル使用では11.9%と有意差を認めなかったということです。
この研究の結果をもって厚生労働省は、いまのところタミフル服用と異常行動との因果関係が認められないと言っているのだと推測されます。
ただアンケートの設問設定に少々問題がある点が懸念されるところであります。
マスコミは、タミフルをクロにしようとしていますけど、冷静にみてみると実はよくわからないというのが実情のようです。
マスコミに踊らされてはいけませんが、インフルエンザにかかったときはタミフルを服用するしないにかかわらず、異常行動発現のおそれがあることから、自宅において療養を行う場合、
(1)
異常行動の発現のおそれについて説明すること
(2)
少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮すること
に注意するようにしてください。
【関連ページ】
2006/10/30「異常言動との関連みられず タミフルで厚労省研究班」
http://hello.ap.teacup.com/d-inf/805.html
2007/2/28「未成年者のインフルエンザ異常行動、厚労省が注意喚起」
http://hello.ap.teacup.com/d-inf/992.html