薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会が19日に開かれた。ヘリコバクター・ピロリの3剤併用除菌療法で、3番目のプロトンポンプ阻害剤としてラベプラゾールを用いる療法や、インフルエンザウイルス治療薬「リレンザ」への予防の効能追加など、2成分1療法を審議、いずれも承認して差し支えないと結論した。薬事分科会に報告する。
ヘリコバクター・ピロリに対する3剤併用除菌療法に用いるプロトンポンプ阻害剤としては、これまでオメプラゾール、ランソプラゾールが認められていたが、今回新たにラベプラゾールが加わる。組み合わせの対象となる抗菌薬は従来と同様、アモキシシリンとクラリスロマイシン。
併用療法が認められた薬剤は、[1]ラベプラゾールナトリウム=パリエット錠10mg(エーザイが製造)[2]アモキシシリン=パセトシンカプセル、同細粒、同錠250(協和発酵が製造)、アモペニキシンカプセル250(ニプロファーマが輸入)、サワシリンカプセル、同細粒、同錠250(アステラス製薬が製造販売)[3]クラリスロマイシン=クラリス錠200(大正製薬が製造)、クラリシッド錠200mg(アボットジャパンが製造)――である。
いずれも3剤併用による胃潰瘍、または十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ除菌の用法・用量等が追加された。併用療法の再審査期間は4年。
薬事日報 HEADLINE NEWS 2006年10月23日
ピロリ菌除菌の3剤併用療法は、これで3番目だということです。
まだ正式承認ではないので、パリエットを販売しているエーザイのホームページにはニュースリリースは掲載されていませんでした。
かわりに、申請したという記事をみつけました。
●エーザイ:プロトンポンプ阻害型抗潰瘍剤「パリエット」国内でのヘリコバクター・ピロリ除菌療法の効能追加を申請(2005年3月15日)
http://www.eisai.co.jp/news/news200507.html
申請から承認まで1年半ですか。
●エーザイ:「プロトンポンプ阻害型抗潰瘍剤「パリエット」EU15カ国で抗生剤との併用によるH.ピロリ除菌の適応症を取得」
(2000年11月8日)
http://www.eisai.co.jp/news/news200019.html
もうすでに欧米ではパリエットを入れた3剤併用療法はずいぶん前に承認されています。
やはり日本は遅れています。
1番目のランソプラゾール+アモキシシリン+クラリスロマイシン
●武田薬品:ヘリコバクター・ピロリ除菌に対する3剤併用療法の保険適用について(2000年11月2日)
http://www.takeda.co.jp/press/00110201j.htm
【国内の臨床試験成績―除菌成功率】
胃潰瘍 : 87.5〜89.2% 十二指腸潰瘍 : 83.7〜91.1%
2番目のオメプラゾール+アモキシシリン+クラリスロマイシン
私、恥ずかしながらオメプラゾールを入れたのが承認になっていたのは知りませんでした。
いや聞いたかもわかりませんが、記憶のかなたに。
・・・(^^;)
●大正製薬:ヘリコバクター・ピロリ除菌療法OAC3剤併用療法承認(2002年4月11日)
【国内の臨床試験成績―除菌成功率】
胃潰瘍:75.9% 十二指腸潰瘍:81.8%であり、全体では78.8%の除菌率を示しました。
http://www.taisho.co.jp/company/release/2002/041102-j.pdf
今回のパリエットを入れた3剤併用療法についての論文を発見しました。
●Nature Clinical Practice Gastroenterology & Hepatology
Helicobacter pylori除菌のための至適療法は?
http://www.natureasia.com/japan/ncp/ncpgasthep/pp/0603/1.php