日本製薬工業協会のニュースレターを読んでいたら、こんな記事が目に付きました。
「世界初の臨床試験情報の公開検索サイト(日本語版)の運用開始」
臨床試験情報の公開については、2004年5月に米国で臨床試験結果が公開されていない事例について訴訟が発生したことから、急速に関係者の関心が高まり、臨床試験の透明性や信頼性の確保・バイアスのかからない信憑性の高い試験の実施などの観点から、2005年1月に製薬業界4団体[IFPMA(国際製薬団体連合会)、JPMA(日本製薬工業協会)、EFPIA(欧州製薬団体連合会)、PhRMA(米国研究製薬工業協会)] が、臨床試験の登録と公開に関する共同指針を表明しております。これにより各団体の合意によるシステム構築が進められています。IFPMAでは2005年2月に開催された理事会において、より透明性と利便性を確保する目的で「IFPMAによる臨床試験ポータルサイト」の構築が合意され、開設作業が行われました。今回、日本語による検索が行える第ニステージが、本年3月22日に世界で初めて開設されました。
JPMA News Letter No.113(2006/05)
治験薬の情報はいままであまり公開されていませんでした。
臨床試験情報の登録・公開と結果の公表については、2005年に米国で、ネガティブな試験結果を公表しなかったために患者さんに害を与えたとして、製薬企業が行政から訴追を受けた事件をきっかけに急速に進展しています。
(問題となった件は、グラクソ・スミスクラインビーチャム社(GSK)のSSRI抗うつ薬パロキセチンの臨床試験データが隠されていたとされたものです)
治験薬のことを検索するポータルサイトがあまりなかっただけに今後に期待します。
http://clinicaltrials-dev.ifpma.org/
この記事の全文はこちらにあります。
http://www.jpma-newsletter.net/PDF/2006_113_05.pdf
【参考】
公共財としての臨床試験情報
http://www.tri-kobe.org/DCTM/data/kanren_pdf_data/CTIasPublicGoods_050630.pdf