C型肝炎ウイルス(HCV)に感染した細胞側の働きを抑えてウイルス増殖を止めることに、中外製薬創薬研究二部の須藤正幸・主席研究員らの研究チームが成功した。ウイルスを直接攻撃しないため、耐性を持つウイルスが出にくい薬剤の開発につなげることが期待できるという。17日、米科学誌ネイチャー・ケミカルバイオロジー(電子版)に発表する。
HCVが細胞内でどう増殖するかは解明されていない。HCVは細胞内に入ると特定の脂質と結合して増殖の「足場」をつくるが、須藤さんらはこの脂質でHCVと結合する部分を特定。この部分が欠けているとHCVが増殖できないことがわかった。
この部分が合成されないような物質を見つけ出し、人の肝細胞を使って試験管内で実験したところ、HCVの遺伝子の複製を抑える効果を確認できた。
asahi.com2005年10月17日
C型肝炎の治療に新たな道ができそうな気がします。
中外製薬の研究チームですから、現状では「ペガシス」でってことでしょうけど、C型肝炎の研究には強いのですね。
新薬ができるのが楽しみです。