ただし消化管出血リスクは上昇――米国の研究
米Harvard大学医学部のAndrew T. Chan氏らは、大腸がん予防におけるアスピリンの効果を評価し、より高用量を長期間摂取すると、大腸がんリスクは半減することを示した。一方で、消化管の大出血のリスクは2倍になるという。詳細はJournal of American Medical Association(JAMA)誌2005年8月24/31日号に報告された。これまで、複数の無作為割付比較対照試験で、大腸線腫の予防を目的とする短期的アスピリン投与の再発リスク減少効果が示されている。が、アスピリン摂取と大腸がんリスクの関係については情報が少なく、長期間の追跡はほとんど行われていなかった。
日経MedWave 2005.8.29
アスピリン服用により、心臓血管系疾患が予防できることは知られていますし、実際にそのように使われています。
(手術の前にはのむのをやめなければなりませんが、そのことについては、d-infサイトに昨日書いた、
「手術前にのんでいてはいけない薬」に書きました)
今回、750mg/週のアスピリンを服用している方には、大腸がんのリスクが低くなるというデータがでたとのことです。
しかし、消化管からの出血のリスクは増えたということです。
心臓が悪くて、アスピリン(バイアスピリン、バファリンなど)を飲んでいて、胃に潰瘍ができて出血してしまうという方がたまにいらっしゃいます。
消化管出血のリスクを少なくした方がいいのか、心臓血管系疾患のリスクを少なくした方がいいのかか、難しいところです。
いろいろあるけどさ、書き続けることにします(^_^) 