胃かいよう・十二指腸かいようなどの治療は、日本人独特のデータに基づいて行うべきだという考えに基づいた臨床試験の結果がこのほどまとまった。欧米のデータを中心に作られた治療ガイドラインでは、プロトンポンプ阻害薬が推奨されているが、薬価の安いH2ブロッカーでも同じくらいの効果を示す病気が多いという。
これは「FIRE」と命名された試験で、全国から名古屋市立大など十七の大学が参加して行われた。
その結果、消炎鎮痛剤で起きたかいようの再発予防の場合、常用量のH2ブロッカーと半量のプロトンポンプ阻害薬が、同程度の効果。また軽症の逆流性食道炎では、常用量同士で比較したところ、ピロリ菌感染陽性の場合、ほぼ同等の効果を示した。プロトンポンプ阻害薬は強力に胃酸を抑制する。一方、H2ブロッカーは胃酸の抑制は中程度だが、効果が出るのが早い。
日本人は食生活の違いなどから胃酸の分泌が欧米人の半分程度しかない。病気の様相も一昔前とは異なってきた。木下芳一・島根大教授(消化器内科)は「ピロリ菌によるかいようは減少傾向にあり、消炎鎮痛剤を原因とするかいようが増えている。逆流性食道炎も食生活の変化に伴って増加し、胃かいようより多くなっている」と言う。また、ストレスが単独で胃かいようの原因になることは少ない。
東京新聞2005.08.16
胃酸が出過ぎると胃潰瘍になりますが、その胃酸の分泌抑える薬にH2ブロッカとPPI(プロトンポンプ阻害薬)があります。
胃酸を止める効果としては、PPIの方が強力です。
PPIはピタリと止めるというイメージです。
胃潰瘍で、H2ブロッカでいいのにPPIが乱用されているということでしょうか。
欧米のデータをもとに作られたガイドラインではPPIが推奨されているのですが、日本人は胃酸の分泌が欧米人より少ないということなので、PPIよりH2ブロッカでの治療の方がよいということ??
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