Medwave読者で自分の“ブログ”を持っている人はどのくらいいるのだろうか。総務省「情報フロンティア研究会」の報告書によれば、今年3月時点における国内のブログ利用者数は延べ約335万人、ブログ閲覧者数は約1651万人に上るという。2年後の2007年3月末には、それぞれ約782万人、約3455万人に達すると推測されており、まさに爆発的に普及しつつあるといえる。近い将来、初対面の人と名刺交換する代わりに、ブログのアドレスを交換するのが当たり前になるかもしれない。
自分の考え、感じたことを気軽に書き込むことができ、他人(会ったことのない人も含めて)の書き込みに賛同したり意見を書いたりできるブログは、ネット上に新しい人間関係を作りつつあると思う。これまで「治療を施す人」と「治療を受ける人」とにきっちりと役割分担されてきた医師−患者関係も例外ではない。
慶應義塾大学看護医療学部教授の加藤眞三さんが最近立ち上げた「MELIT(Medical Literacy For Patients)」というWebサイトは、ブログを用いた医師と患者の対話が特徴だ。加藤さんは肝臓病が専門の医師で、患者向け「肝臓病教室」を多くの病院に広める活動をしている。各地の肝臓病教室で使われている教材を共有できるようにしたいとの思いからWebサイトを立ち上げたところ、それを見て連絡をくれた医師や患者が自分のブログを公開するようになり、ネット上の対話が自然発生的に始まった。
今のところ、医師は加藤さんをはじめ6人、患者は7人。患者の中には、地域で患者会活動を行っている人や、肝臓移植を経験した人もいる。長年の臨床経験を持つ加藤さんだが、患者の書き込みを読んで改めて気付くことが少なくないという。そして、医師と患者がブログというメディアを介して意見を交換することにより、互いの立場がよりいっそう理解でき、信頼が増すことを実感している。
ブログにはまた、患者同士のセルフ・ヘルプ(自助)機能もありそうだ。加藤さんは「病気になったばかりの患者にとって、先輩患者のブログを読むことが、病気についての正しい知識の習得や不安解消に役立つはず」と期待している。(すず)
総務省「情報フロンティア研究会」報告書は、総務省ホームページのこちらのURLからPDFファイルをダウンロードできる。
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050628_7.html
MELIT(Medical Literacy For Patients)のURLは次のとおり。
http://www.melit.jp/
日経BP社 MedWave◆ 2005.8.9
通常、ニュース記事ははしょって掲載していますが、この記事は全文を掲載してしまいました。
MedWaveさんすみません(^_^;)
私も病院薬剤師としてこうしてブログを持っているわけですが、特段なにが起こっているわけではありません。
ブログというものをやっていながら、ブログと掲示板との違いがいまひとつよく分かりませんし、いわゆる「ホームページ」と言われているものとの違いもよく分かっていません。
強いて言えば、作る側の立場で言うと、ブログは更新が非常に楽だということです。
ですから、ほぼ毎日更新できているということになります。
記事では、ブログをつかえば、患者さんと医師とがいい関係になれるんじゃないかというニュアンスで書かれていますが、実際問題、個人的にはちょっと「?」です。
・・・そう考えるのはもうすでに古い人間なのかもしれません。
ブログはもっと新しい使い方ができるのかも。
MELITをちらっと見て思ったのは、ブログの新しい使い方なんだろうなあと、漠然と思いました。
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