1年前の話題ですみません。
肝硬変から肝癌への移行が、ビタミンK接種により予防ができるということを耳にしたものですから、ちょっと検索してみました。
C型肝炎などによるウイルス性肝硬変患者では肝癌発症リスクが大幅に高まっている。米国医師会誌「JAMA」7月21日号に掲載された骨量減少に対するビタミンK補充の影響を評価した研究では、図らずもビタミンKが肝癌予防に役立つ可能性が明らかになった。
研究者らは1996年から1998年にかけて、平均年齢60歳のウイルス性肝硬変女性40人を治療群またはプラセボ群に無作為に割り付け、治療群に45mgのビタミンK2を含有する錠剤を毎日投与した。その結果、肝癌を発症したのは治療群21人のうちの2人、プラセボ群19人のうちの9人で、年齢、疾患の重症度、治療を調整した後の肝癌発症見込みは、治療群で90%近く低かった。
ビタミンKは腸内で産生される脂溶性のビタミンで、ブロッコリーやホウレンソウといった緑色の葉野菜、植物油、シリアル、一部の肉やチーズにも含まれる。米国での1日推奨許容量は女性が75〜90μg、男性が75〜120μgで、過剰摂取分は肝臓に貯蔵される。ビタミンKの肝癌を予防するメカニズムは不明であるが、おそらくは細胞の増殖をコントロールする役割を担っているものと推定される。
共同研究者で大阪市立大学大学院医学研究科核医学教授の塩見進氏は、ビタミンK2の使用は安価で安全性が高いとし、これらの結果をさらに大規模な集団で確認する必要性を示している。また癌の予防に将来性があると見られたビタミンがその後の研究によって有害であることが判明した過去の例から、専門家の1人はC型肝炎患者がビタミンKの服用を開始するのは時期尚早であると警告している。
2004年7月20日/HealthDayNews
消化器内科病棟を担当していながら、このことについては全く知りませんでした(^^;)
結構、病棟ではそんな人ばかりです。
みなさん、ご存じでしたか?
食べ物ではなく、薬で手っ取り早くという方もいらっしゃると思います。
ビタミンKは、医療用医薬品で骨粗鬆症の薬グラケーというものがあります。
骨粗鬆症でもないのに、グラケーを服用させるのもちょっと抵抗がありますし、適応外使用となり、保険が適応されず、自由診療扱いになるかも・・・。
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