厚生労働省は23日、アルツハイマー型認知症(痴呆)の治療薬「アリセプト」を使用した結果、急性腎不全を併発する恐れのある横紋筋融解症になったとみられる副作用報告が発売(99年11月)以降、死亡1件を含め計8件あったと発表した。厚労省は医療機関に対し23日付で、「医薬品安全性情報」を出し、筋肉痛や脱力感など横紋筋融解症の症状が出た場合、投与を中止するよう注意を呼びかけている。
毎日新聞 2005年6月23日
「医薬品・医療機器等安全性情報」は1ヶ月に一度発行されますが、発行時期が何日と決まっているわけではないので、新聞報道で出たことを知るのが私のパターンです。
●厚生労働省:医薬品・医療機器等安全性情報 No.214
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/06/h0623-1.html
アリセプトは私が勤務する病院でもよく使われている薬です。
横紋筋融解症とは、筋肉が溶け出してしまう副作用です。
横紋筋融解症については、d-infサイト中「コレステロールの薬で筋肉が溶ける」
http://d-inf.org/drug/HMGCoA.html に書きましたのでご参照下さい。
具体的には手足の筋肉の痛み、脱力、赤褐色の尿がでるなどの症状がでます。
アリセプトをのんでいる患者さんで、筋肉が痛い、手足の力がはいらない、尿の色が濃い(赤褐色になる)などの症状がありましたら、ひょっとしたら横紋筋融解症かもわかりませんので、はやいことおかかりになっている病院・診療所を受診されることをおすすめします。
アリセプトは、アルツハイマー型認知症(痴呆)に効く薬ですので、患者さんご本人で自覚症状を訴えられることは少ないかもわかりませんので、ご家族が注意して下さい。
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