過去10年で最大規模となった今冬のインフルエンザの流行期間中、インフルエンザ脳症と診断された患者の報告数は全国で36人だったことが、国立感染症研究所の集計でわかった。
今シーズン、インフルエンザ脳症の発生が医療機関から報告されたのは昨年10月から今年3月までで、届け出の時点で36人中8人が死亡していた。インフルエンザの流行が本格化した2月以降に33人と集中しており、ウイルス別では、大流行したB型が24人、A型と不明が6人ずつ。年齢別では、10歳未満が27人、10歳代が3人。60歳以上の高齢者も、4人の報告があった。
(2005年5月9日 読売新聞)
今冬から、インフルエンザ脳症を含む急性脳症が、すべて届け出報告の対象となったらしいですが、どうも報告漏れがあるようです。
例年100〜300人程度が推定されるとのことです。
インフルエンザ脳症は、解熱鎮痛剤を併用するとリスクが高くなることが統計的に分かっています。
小児科では、インフルエンザにかかった子供には、解熱鎮痛剤は投与されないと思います。
でも今回のことで、高齢者もインフルエンザ脳症のリスクがあることがわかりました。
私が現在勤めている病院は高齢者が多いのですが、注意しなければなりません。